HACCPとは
HACCPシステムによる衛生管理の方法は、最終製品の検査に重点をおいた従来の方法とは異なり、 食品の安全性について危害(微生物、金属破片など)を予測し、危害を管理することができる工 程を特定して、そこを重点的に管理に管理することにより、工程全般を通じて危害の発生を防止し、 製品の安全性を図るという方法です。
HACCPとは、Hazard Analysis and Critical Control Pointの頭文字をとったものです。
この方法を用いれば効果的かつ効率的に食品の安全性と健全性を確保できる、科学的システムです。
食中毒事件等でPL法による訴訟がおきた場合にはこのHACCPの実施とその科学的なデータの有無が対応の決め手になるものです。
HACCPの7原則、12手順
- 専門家チームの編成
- 製品についての記述
- 使用についての記述
- 製造工程一覧図、施設の図面及び標準作業手順の作成
- 現場確認
- 危害分析(Hazard Analysis)(原則1)
- 重要管理点の設定(Critical Control point)(原則2)
- 管理基準の設定(Critical Limit)(原則3)
- モニタリング方法の設定(Monitoring)(原則4)
- 改善措置の設定(Corrective Action)(原則5)
- 検証方法の設定(Verification)(原則6)
- 記録の維持管理(Record Keeping)(原則7)
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