2011年2月25日号
スーパーマーケット・トレードショー盛況
最新情報求め、過去最高の8万名超が来場
(社)新日本スーパーマーケット協会が主催する第45回「スーパーマーケット・トレードショー2011」が2月8〜10日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイト(東ホール全館)で開かれ、1127社・団体が出展する中、過去最高の8万3421名が来場した。また、同時開催の「地域資源セレクション2011」「店舗開発ショウ2011」「こだわり食品フェア2011」も盛況であった。
本誌関連では、(株)アマタケが今年も大型ブースで出展し、スーパーマーケットで買い物をする女性層をターゲットに「食べて健康、食べてキレイ。」のコンセプトを提示。「南部どり」「三陸地鶏」「岩手がも」の生鮮肉、総菜、加工品や、「南部どりたまご」「南部どり100%でつくったコラーゲン」など消費者目線≠フ売り場づくりを積極的に提案した。
JA全農たまご(株)は、おいしさと、ビタミンE・葉酸強化の機能性をそのままに、新たに鶏の飼料に国産飼料米を10%加えた「しんたまご」のリニューアルを発表。今回は同じく飼料米を給与した新商品の「実りのたまご」、1パック当たり2円がWWF(世界自然保護基金)の自然保護活動に活用されるエコ商品「みんなの環(わ)」、昆布だしベースで甘み豊かな味に仕上げた独自開発の「玉子かけご飯しょうゆ」も出品し、来場者の関心を集めていた。
(株)さんわコーポレーションは、自社グループ農場で飼育した「三和の純鶏名古屋コーチン」などを使用した料理用コラーゲン、とりめしの素、手羽唐、チキンライス、コラーゲンカレー、味噌スープ、ギフトセットなど多彩な加工食品を中心に紹介。
プライフーズ(株)は、自社生産の銘柄鶏「五穀味鶏」を使ったローストチキン、チキンナゲット、チキンウインナー、とりだんごなどの鶏肉加工品、アウトパック商品を提案した。
昭和産業(株)では、グループ会社の昭和鶏卵(株)が飼料用米10%配合のブランド卵「こめたまご」を紹介。同社グループ2008年から千葉県の北総養鶏組合とタイアップし、業界に先駆けて「こめたまご」の開発・販売をスタートしている。
深川養鶏農業協同組合は、天然記念物の黒柏鶏を基に作出された山口県初の地鶏「長州黒かしわ」(在来種血液割合75%)を積極的にPR。(株)愛農流通センターは有機・減農薬栽培の農産物や抗生物質・遺伝子組み換え飼料フリーの鶏卵、鶏肉、豚肉、牛乳・乳製品、海産物を紹介していた。
高知県の窪川ブラウンファームは土佐学協会が提案する塩で食べる究極の卵かけご飯≠ノ最適という「コロンブスの茶卵(ちゃまご)」、高知食鶏加工(株)は独自製法で焼き上げ生臭さを解消した「こんがり鶏ガラ」を出品。鳥取県の(有)小川養鶏場は飼料用米(モミ)を純国産鶏さくら・もみじに食べさせた鶏卵、親鶏スモークなどを試食展示した。
海外勢では、BRF(ブラジルフーズ)が唐揚げ用の味付け鶏モモ肉角切りを紹介。日本ハム(株)が2006年に中国山東省の威海海都食品集団と合弁で設立した天津龍泰食品有限公司は、ハムエッグカツ、うずらウインナーカツ、海老たまなど鶏卵を使った多彩な冷凍畜肉加工品を出品、今後は既存の取引先以外にも販路の拡大を図りたいと話していた。
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